[速報]最速のベクトル検索を実現する新サービスVector Search for Amazon MemoryDB for Redis(プレビュー)が発表されました #AWSreInvent
データアナリティクス事業本部 インテグレーション部 機械学習チームの貞松です。
現在開催中のAWS re:Invent 2023のDr Swami Sivasubramanian Keynoteにて、新サービスVector Search for Amazon MemoryDB for Redisが発表されました。
※Vector Search for Amazon MemoryDB for Redisは2023年11月30日現在、パブリックプレビューのサービスとなっておりますのでご注意ください。
Vector Search for Amazon MemoryDB for Redisの概要
Vector Search for Amazon MemoryDB for Redisの特徴は以下です。
- MemoryDB自体は、インメモリのパフォーマンスとマルチAZの耐久性を組み合わせた既存のデータベースサービス
- 数百万ベクトルの保存をサポート
- 1桁ミリ秒の更新と応答時間、および99%以上の再現率で、1秒あたり数万のクエリ(QPS)を実現
- Amazon BedrockやAmazon SageMakerなどのAI/MLサービスを使用してベクトル埋め込みを生成し、MemoryDB内に保存
Vector Search for Amazon MemoryDB for Redisに関するAWS公式のアナウンスは以下をご参照ください。
Vector Search for Amazon MemoryDB for Redisを使用するには
利用可能なリージョン
Vector Search for Amazon MemoryDB for Redisが利用可能なリージョンは以下の5つです。これまた東京リージョン(ap-northeast-1)が対象になってるのが嬉しいですね。
- US East (N.Virginia) us-east-1
- US East (Ohio) us-east-2
- US West (Oregon) use-west-2
- Asia Pasific (Tokyo) ap-northeast-1
- Europe (Ireland) eu-west-1
マネジメントコンソール上での設定
Vector Search for Amazon MemoryDB for Redisを使用するためには、まずAmazon MemoryDB for Redisのクラスター作成時にVector searchを有効にする必要があります。
クラスター作成画面を開いて…
画面下の方にある「Vector search」セクションで、「Enable vector search - public preview」にチェックを入れます。
注意書きとして以下の内容が記載されています。
Vector searchのプレビューは、MemoryDB for Redis バージョン7.1および単一シャード構成と互換性があります。Vector searchとこれらの構成は、作成後に変更することはできません。運用クラスターではこれを有効にしないことをお勧めします。
クラスター作成後の詳細については、下記のAWS公式ドキュメントをご参照ください。
最後に
ChatGPTに端を発するLLMアプリケーションのブームにより、急速にベクトルデータベースのニーズが高まっている中、やはり行き着く先はここか、というサービスが登場しました。
現段階ではパブリックプレビューですが、すぐにでも実戦投入したい現場が多数あると思われるので、GAが待ち遠しいですね。